
使用方法動画
「シーテッドディップ」は、主に**上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)と大胸筋(だいきょうきん)**を鍛えるためのトレーニングマシンです。
「ディップス」という自重トレーニングの動作を、座った状態で行えるようにしたもので、安全に、かつ特定の筋肉に集中的に負荷をかけられるのが特徴です。
シーテッドディップの主な効果
- 上腕三頭筋の強化 「上腕三頭筋」は、いわゆる「二の腕」の筋肉です。このマシンは、腕を伸ばす動作で負荷をかけるため、特にこの部位に強い刺激を与えることができます。二の腕の引き締めや、太くたくましい腕を作りたい方に効果的です。
- 大胸筋下部の強化 体を前に傾けるようにして動作を行うと、大胸筋の下部に負荷が集中します。これにより、胸板の下部をくっきりとさせ、胸の形を整える効果が期待できます。
- 安全性の高さ 自重で行うディップスは、バランスを取る必要があり、肩や手首に負担がかかりやすいですが、シーテッドディップマシンは座った状態で、かつ軌道が固定されているため、初心者でも安全に、正確なフォームでトレーニングを行えます。
- 負荷の調整が容易 ウェイトスタック(重りのプレート)を調整するだけで、簡単に負荷を変えることができます。筋力レベルに合わせて無理なくトレーニングできるため、初心者から上級者まで幅広く利用できます。
正しい使い方
- シートの高さ調整 グリップを握ったときに、肩に無理な力がかからない位置にシートを調整します。肘の角度が90度になるくらいが目安です。
- 正しい姿勢で座る 深くシートに座り、背筋を伸ばし、胸を張ります。動作中もこの姿勢を維持するように意識しましょう。
- 動作
- 息を吐きながら、ハンドルをゆっくりと下へ押し下げます。このとき、上腕三頭筋や大胸筋が収縮していることを意識します。
- 腕を完全に伸ばし切る手前で止め、負荷が抜けないようにします。
- 息を吸いながら、ゆっくりと元の位置に戻します。
トレーニングのポイント
- 上半身の角度を変えてターゲットを変える:
- 体を垂直に立てて動作:上腕三頭筋に負荷が集中します。
- 体を少し前に傾けて動作:大胸筋下部に負荷が集中します。
- 肩をすくめない:動作中に肩が上がらないように注意し、肩甲骨を軽く寄せるように意識すると、ターゲットの筋肉に効かせやすくなります。
- 手首をまっすぐにする:手首が曲がると、手首に負担がかかるため、常にまっすぐな状態を保ちましょう。
シーテッドディップは、自重ディップスを行うのが難しい方や、安全にピンポイントで上腕三頭筋や大胸筋下部を鍛えたい方に特におすすめのマシンです。